中学校の先生「一条工務店」で家を建てる!?

一条工務店で家を建築中のなんちゃって中学校の理科の先生のブログです。

地盤改良工事値段比較! H型PCパイル工法?ソイルセメント工法?

こんにちは。

 

トニーです٩( ‘ω’ )و

 

地盤改良工事は行っていますか?もしくは行いますか?

 

実際に,行った地盤改良工事を他の工法と

 

比較しながら紹介していきます。

 

 工事現場では,地盤改良工事が始まりましたが,

 

 学校現場では,2学期が始まりました。

 

 子どもたちは,夏休みが明けるのが非常に残念そうでした。

 

 先生側も夏休みが明けるのは残念です。

 

さて,今回紹介したいのは,地盤改良工事で

 

実際に採用した工法と紹介された工法を比較してみます。

 

 比較する2つの工法

  • ソイルセメント工法(初期提案)
  • H型PCパイル工法(採用!)

この2つを比較していきます。

 

他にも,鋼管杭工法とかRES-P工法とか表層地盤改良とか

 

様々な素晴らしい地盤改良工事が開発されていますがが,

提案していただいた2つに絞って紹介します。


*1

1.ソイルセメント工法
 (柱状改良工法)

 

 一言で言うと,

  「土を巨大ストローの様なもので吸い出し,
        出来た穴にセメントを流して固まるまで待つ!」

 こんな感じです。

 (専門家の方には申し訳ない例えですみません!)

 恐らく,大手ハウスメーカーをはじめ

 多くの一戸建てで採用されている

 地盤改良工事だと思います。

 特徴としては,

   ①比較的,小型の重機でも工事が可能

   ②下に硬い層がなくても施工が可能な場合がある

   ③エンジン音や,機械音などの施工音が大きくない

 が,メリットとしてあげられることが多い様です。

 しかしながら,デメリットもあります。

  一番のデメリットとしては,
  現況の復帰が難しいと言うこと。

 つまり,この地盤改良工事を行ってしまうと,

 購入前の土には戻せないということですね。

 売却の際に,同じ条件で購入してくれる人がいれば幸いですが

 条件として,ソイルセメントの撤去を

 求められることも少なくない様です。

 その分,余分な費用が発生してしまうのはいうまでもありません。

 確かに,オレンジジュースとりんごジュースを

 混ぜるのは簡単ですけど,やっぱり別々でちょうだい!!

 って言われたら,現況の復帰は難しいですよね。

 以下は,地盤改良工事のしみゆうさんからの引用です。


iesaku.com


 また,ソイルセメント工法が及ぼす土地の値段への影響をサスケさんがブログにまとめています。

www.smarthouse2.com

 

2.H型PCパイル工法

 

 一言で言うと,

「H型のでかくて長いコンクリートを地盤に埋めます!」

 (またまた,すみません!)

 例えるなら・・・

 お豆腐の上にペットボトルを乗せても恐らく立たないと思います。

 でも,お豆腐の中に,ストローを何本も刺してその上に

 ペットボトル乗せればきっと立ちますよね?
  (今度実験してみます!)

 柔らかい地盤(お豆腐)に

 大きくて長い杭を打つことで(ストローを刺すことで)

 下にある硬い地盤(お皿や容器)に届いて

 家(ペットボトル)を支えてもらおう!

 と言うことですね。

 その,ストローが,H型のコンクリートということです!

 適当な,説明ですみません・・・。

 特徴としては

  ①既に出来ているコンクリートを使用するので工期が早い

  ②ただひたすらに,押し入れるだけなので残土が出ない

  ③固化材を使用しないため,土壌が汚染されない

  ④認定工場でしか生産していないので,安心品質!

  ⑤住宅などでの需要が増えてきたため,コストが下がってきている

 この様な特徴があります。

  出典:地盤改良 - Wikipedia

     

 ちなみに,柱状とH型の簡単な断面図を作成してみました。

 同じ大きさの枠の中に収まる様に作成しましたが,

 赤い外周の長さを比べて見ると,H型の方が長いことがわかります。


        柱状                  H型

f:id:nanchatte-rika:20180909231012j:plain

 赤い線の部分は,実際に土と触れる部分になります。

 H型の方が長いので,H型の方が多く土に触れることがわかります。

 多く土に触れる = 摩擦が大きい = 支える力が大きくなる

 ということです。

 

 片足で踏ん張るより,両足で踏ん張った方が強く踏ん張れますよね。

 これは,地面と触れる面積(片足か両足か)が増えることで

 踏ん張る力(摩擦)の面積が増えているからです。

 基本的には,同じ様な原理です。

 

 

3.決め手はやっぱり値段!?

 

 H型PCパイルの特徴の①〜④までは,目先の利益ではないですが,

 

 ⑤は,価格として提示されるので大きな判断材料となります。

 

 ほんの,2〜3年前までは,まだまだ価格も高く

 

 ソイルセメント工法の倍近くの

 

 値段を提示されることもあったそうです。

 

 しかし,今回の我が家の場合の提示された金額は,

 

 ソイルセメント 144万円

 

 H型PCパイル  99.8万円

 

 でした。

 

 性能良し,環境にも良し,値段も良し

 

 こうなると,H型PCパイル工法にしない理由が

 

 なくなってしまいますね。

 

 しかしながら,撤去費用などまだ

 

 不透明な部分があるのも事実です。

 

 営業さんと連絡を取り合いながら

 

 確認していくことがまだまだありそうです。

 

 

最後に

 

 またまた,お立ち寄りいただきましてありがとうございました。

 

 記事を書いていると,様々な例えでどうにか表そうとしてしまいます。

 

 そうしている間に,「これ,実際にやってみてもいけるのか?」

 

 と,例えているからには実証してみたくなってきます。

 

 なんちゃって理科の先生なので,自宅で簡単な実験もしながら

 

 その結果も載せていきたいと思います。

 

 

現場からは以上です。

 

トニーでした٩( ‘ω’ )و

*1:大学で構造力学や製図,測量関係を学んではいましたが,

基本的に,専門家ではないので授業のスキルアップもかねて


引用させていただいた内容を中学生でもわかるように噛み砕いて

紹介できればと思います!